いつか光る孤独

杏仁豆腐を頂いたのでもぐもく。最近は人から何かをもらうことが多いです。基本もらえるものは遠慮なく頂きます。

ずっと読みたかった、最果タヒさんのエッセイ連載『コンプレックス・プリズム』を読み進めています。

コンプレックス・プリズム

コンプレックスも他方面から見るとキラキラして見える。所々涙ぐみながら読んでいます。
私が最果タヒの作品に惹かれる所以が繙かれていく。
夜に一人ぼっちが悲しくなって泣いていたときの感情とか、大人数の飲み会で居場所が見つけられなかったときの孤独とか、人とどうやって話せばいいんだ！？と戸惑ったときの苦しみとかが、あのうまく言えないけど、どうしてだか自分が周りと馴染めないあのもどかしさが、うまく言語化されたようで救われていく。

最初のページから順番に読み進めるんじゃなくて、とりあえず開いたページから読んで、少しずつ大事に読んでます。昔とは読み方がまた変わってきたなあ。
たぶん、夜にするこの読み方も、私が最果タヒが好きな理由も、誰かに共有したいというより、自分の心の宝箱の中に、そっと入れておきたいんだよね。
未来の私がこの日記を読み返したとき、一人で読み進めたこの時間を、この感情を、懐かしくそして大切に思ってくれるといいけど。