41度の告白

紅茶と猫が好き。日記、時々まんがと本の感想。

春が来る前に

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こんばんは、朱音です。

やっと来たぜ私の休日が!!ということで目当ての茶葉と新刊を買いにルピシアと本屋へ行きました。

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大満足

 

本屋でお迎えしたのはずーーっと楽しみにしてた3月のライオン16巻!!

一冊まるごと大晦日から正月辺りというかなり短い期間の冬で、短編集みたいなシリーズとしては珍しい形の巻になってますね。

 

 

感想

 

 

叫びました。

 

砂糖吐きそうになったのは有川浩の『植物図鑑』以来ですよ!!!

 

幸せに、しあわせになってくれ…みんな。

突然大事なものを失って、たくさん遠回りした分、しあわせになってくれよ…頼むから…

 

最後のページが印象的でね。あまり胸の内を明かしてなかった二階堂が、自分の半生と共闘してきた桐山を振り返りつつ零の名前に重なるシーン。

 

香子から「何もないゼロ」と揶揄された名が、時を経て様々な人と出会う中で「始まりの、真っ新なスタートのゼロ」とこれからの可能性の広がりを感じさせる名前へと書き換えられていったのがいいなあ。

 

それを見抜いたのが、桐山と同じくハンデを持ちながら将棋で足掻き続けた二階堂っていうのがもうね…戦友だよ君らは

 

冬は蓄えの時期とか言うけど、春がくる前の冬の間に、零くんが新しい人生のスタートラインに立とうとしていて嬉しかったね。

 

あとね、宗谷名人の実家がやっっと出てきて(めちゃくちゃ好みな家屋)「神も人間なのか…」と少し和んだ。

というか獅子王戦もどうなるんですか!?小学生桐山vs二階堂!!また1年のんびり待ちますかね。